アサヒが王者サントリー抜き首位に 因縁のノンアルコールビール市場で

サントリーのノンアルコールビール「オールフリー」(右)とアサヒビールの「ドライゼロ」
サントリーのノンアルコールビール「オールフリー」(右)とアサヒビールの「ドライゼロ」

 平成27年のノンアルコールビール市場で、アサヒビールがサントリービールを抜いて首位に立ったことが7日、分かった。「ドライゼロ」などを展開するアサヒが前年比約16%増の734万ケース(1ケースは大瓶20本換算)と伸びた一方、4年連続でトップの「オールフリー」を擁するサントリーは約3%減の696万ケースにとどまった。

 ノンアルコールビール市場は健康志向を追い風に伸びているほか、メーカーにとっても利益率が高いことから競争が激しくなっている。両社の間では、ノンアルビールの製法特許をめぐる訴訟も続いている。

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