日経平均、約3カ月ぶり一時1万8千円割れ 円は117円台に急伸

 7日の東京株式市場は、外国為替市場で約4カ月ぶりに1ドル=117円台まで円高ドル安が急速に進んだことなどで投資家がリスクを回避する姿勢を強め、日経平均株価は大幅続落した。前日比での下げ幅は一時、300円を超えた。また取引時間中としては、昨年10月15日以来約3カ月ぶりに節目の1万8千円を一時割り込んだ。

 午前11時現在は前日終値比342円94銭安の1万7848円38銭。

 平均株価は昨年末の大納会で1万9千円台を回復して取引を終えた。だが、今年は年明けから中国経済の先行き懸念や中東情勢の緊迫化、円高ドル安の進行、北朝鮮の水爆実験発表などの悪材料が重なって今月4日の大発会から値下がりが続いており、年始からの下落幅は約1千円に達した。

 7日は前日の欧米株安をを受け、平均株価は前日比51円安で取引が始まった。その後、7日の中国・人民元の基準値が切り下げられたことで円が対ドルで急速に上昇したことや、中国・上海市場で株価が大きく下落したことが嫌気され、売り注文の勢いが増した。

 投資家のリスク回避姿勢の強まりを受け、比較的安全な資産とされる円が買われ、円相場は1ドル=117円台後半と、前日夕方時点より1円程度上昇した。

 投資家心理が冷え込む中、目新しい相場反転の手がかりを見いだせない状況が続いている。市場関係者からは「年始から想定外のネガティブな材料が相次いだことで、市場参加者の間に戸惑いが広がっている」(SMBC日興証券の太田千尋投資情報部部長)との声が聞かれた。