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開業医支え地域の看取りを強化

 佐々木医師は「在宅看取りの障害になっているのが24時間対応。開業医の平均年齢は59歳だから、困難なのは当然。逆に、24時間対応への支援があれば、在宅医療や在宅看取りを始めようと考える医師は多いと思う」と言う。実際、日本医師会総合政策研究機構が看取りを行う診療所(在宅療養支援診療所)を対象に行った調査でさえ、7割以上の診療所の医師が24時間体制に負担を感じている。

 佐々木医師は、医師の数を増やし、昼と夜の診療を分けることで在宅看取りを安定的に行う仕組みを作った。悠翔会は今、9つの診療所で東京23区と川崎市、埼玉、千葉の一部の訪問診療をカバーする。電子カルテで診療所間をつなぎ、うち2カ所が当直拠点。夜間と土日は当直専門の医師が集約して電話を受け、往診に出る。日中を担当する医師は原則、当直はしない。