ドローンの利用を一部で許可 兵庫の県立都市公園

 兵庫県は5日、小型無人機「ドローン」の県立都市公園での使用について、2月15日から三木総合防災公園(三木市)と淡路佐野運動公園(淡路市)の一部施設で認めると発表した。施設利用料を支払い、目的を届け出た上で使用できる。

 使用できるのは、三木総合防災公園の野球場や陸上競技場、淡路佐野運動公園の野球場や多目的グラウンドなど9施設。施設利用料は1日約1万4千~約30万円で、県は講習会や競技会など多数での利用を想定している。

 兵庫県は、県内に15カ所ある県立都市公園でのドローン使用を禁止しているが、公園の利活用策の一環として解除を検討していた。落下や衝突で人に危害を加えたり、周囲の住宅のプラバシーを侵害する恐れが少ない施設を選んだ。

 対象施設以外での飛行は認めないが、県が主催する行事や映画撮影などでの使用は個別に判断する。県は「ニーズを見ながら対象施設を増やすかどうか検討したい」としている。

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