政界徒然草

安倍晋三首相の「モモクリ3年…」発言の真意はどこに? 橋下徹氏の動向にらみ、衆参同日選はジワリと現実味…

 衆参同日選は戦後2度行われ、いずれも与党の自民党政権が圧勝している。通常より注目が集まり、投票率も上がるため、内閣支持率が高い政権にとって有利とされる。安倍内閣の支持率は46~47%(昨年12月)と高く、首相が衆参同日選を選択肢のひとつとしてもおかしくない環境だ。候補者選びや野党共闘に苦しむ民主党を見れば、与党の地滑り的な大勝も視野に入る。

 衆参同日選は、「衆参両院で3分の2以上の賛成」という憲法改正の発議要件を整えるために有利に働くとの見方もある。夏の参院選では、改憲に肯定的な自民、公明、おおさか維新の会、日本のこころを大切にする党、無所属議員の一部のうち、非改選議員は88人。「3分の2」以上の勢力(162議席)を集めるには、今回74議席の確保が必要だ。自公両党で改選を迎える現職議員は計59人。単純計算で、あと15議席の上積みが必要となる。衆参同日選で世論を喚起し、一気に衆参両院で「3分の2」以上を確保するシナリオが浮かんでくる。

 ここでポイントとなるのが、おおさか維新の動向だ。前代表の橋下氏は、野党色を強める維新の党の松野頼久代表らと決別し、安倍政権の改憲に向けた動きを支持する姿勢を鮮明にしている。橋下氏と、おおさか維新の松井一郎代表(大阪府知事)は昨年12月19日、都内のホテルで安倍首相と菅義偉官房長官と会食し、改憲に向け協力していくことを確認した。