政界徒然草

安倍晋三首相の「モモクリ3年…」発言の真意はどこに? 橋下徹氏の動向にらみ、衆参同日選はジワリと現実味…

自民党本部で行われた仕事始め式に出席した安倍晋三首相(左)=1月4日、東京・永田町の自民党本部(寺河内美奈撮影)
自民党本部で行われた仕事始め式に出席した安倍晋三首相(左)=1月4日、東京・永田町の自民党本部(寺河内美奈撮影)

 与野党議員が、年始のあいさつで必ず口にするのが「今年は衆参同日選(衆参ダブル選)があるんですかねえ」の一言だ。平成29年4月の消費税再増税や、憲法改正の発議要件を整えることを考えれば、衆参同日選は安倍晋三首相にとって利点が多い。「首相は衆参同日選を視野に橋下徹前大阪市長と詳細なシナリオを練っている」(自民党幹部)とのウワサもくすぶる。今年は30年ぶりとなる一大政治決戦の幕が開くのだろうか。

 「桃栗3年、柿8年…。実はこれには続きがあるんですよ」

 通常国会が召集された1月4日。安倍首相(自民党総裁)は党本部の仕事始めのあいさつで、冗談混じりにこう語り始めると、さらに続けた。

 「柚は9年の花盛り、梅はすいすい13年。梨はゆるゆる15年、リンゴにこにこ25年…。桃も柿も柚も、そして梅も梨もリンゴも収穫することができるのは、われわれ自民党だ」

 つまり、安倍首相は「四半世紀先まで自民党政権を維持する」ことを力強く宣言したのだ。横にいた谷垣禎一幹事長ら党幹部は一斉に拍手し、夏の参院選での必勝を誓い合った。

 四半世紀先まで権力を維持するには、かなり強固な政治的基盤が必要になる。そこで浮上するのが「衆参同日選」のシナリオだ。