回顧・現代を問う(9)

左翼・自虐的「歴史教科書」の氾濫 生徒らに「中韓との歴史戦に負けよ」と教えていいのか(岡山学芸館高・清秀中学園長 森靖喜)

【回顧・現代を問う(9)】左翼・自虐的「歴史教科書」の氾濫 生徒らに「中韓との歴史戦に負けよ」と教えていいのか(岡山学芸館高・清秀中学園長 森靖喜)
【回顧・現代を問う(9)】左翼・自虐的「歴史教科書」の氾濫 生徒らに「中韓との歴史戦に負けよ」と教えていいのか(岡山学芸館高・清秀中学園長 森靖喜)
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 全国の中学校で来年度から使用される教科書の採択結果が判明した。戦後、長きに渡って日本の文化・伝統を否定的に描く教科書が氾濫(はんらん)し、国語では古典が、音楽では邦楽や唱歌がないがしろにされてきた。

自虐史観に毒された従来の歴史教科書

 なかでも子供たちに最も大きく深刻な悪影響を与えてきたのは歴史教科書で、20年前まではすべての教科書が明治維新以来、日本はアジアを侵略し、朝鮮の女性を強制連行して、従軍慰安婦にしたなどといううそを記載し、必要以上に日本をおとしめる自虐史観に毒されていた。生徒たちは自分たちの父祖がそんな残虐行為をしたと教えられ、日本が愛せなくなり、他国の生徒と比較し、「愛国心」「自己肯定観」が極端に低くなった。

 それを見かねて平成8年に「新しい歴史教科書をつくる会」が設立され、共産主義・自虐史観に毒されない中立の立場から教科書を作り始めた。その流れを引き継いだのが、自由社と育鵬社である。その育鵬社が全国22都府県、31自治体、600校で使用される。

 歴史7万2千冊(シェア6・2%)、公民6万5千冊(5・6%)となり、前回の採択から約1・5倍に増加した。マスコミもその増加振りを報道し、一応、幅広い支持を獲得したといえる。とりあえずは「良し」としたい。しかしながら、中学生一学年は約116万人。90%以上、100万人以上の中学生が以前と変わらぬ自虐的歴史教科書で学ぶ。