オリンピズム

新オリンピアード始まる(1)負担軽減を考える期間に…

 この夏、リオデジャネイロで第31回オリンピック競技大会が開かれる。

 ひとつの競技大会から次の競技大会までの4年間は「オリンピアード」と呼ばれ、今年は近代オリンピアード31回第1年となる。

 アテネで開かれた第1回大会は1896年。4年×30回=120年を足すと、31回大会の開催年は2016年とすぐわかる。これが古代ギリシャで用いられたオリンピック紀年法(暦)で、ピエール・ド・クーベルタンは近代にオリンピックを復興する際、古代にならい暦とした。過去3度の大会中止(1916、40、44年)の際も回数を重ねたのは「暦」だからだ。

 古代ギリシャでは4年の間、勝者はたたえられ、敗者は次の大会での雪辱を期し技量の習得に励む。今も同様だろう。

 古代と今とでありようが異なるのは開催地。今は、「国際的な平和運動の広がり」を希求するクーベルタンによって世界の都市を巡回するよう規定された。

 一方、古代ではゼウス神殿のあるペロポネソス半島西端のオリンピアに固定されていた。聖地である。

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