第1弾では、元アイドル歌手の天地真理が大胆な演技を披露した「魔性の香り」(85年、池田敏春監督)や、宮下順子主演の「四畳半襖の裏張り」(73年、神代辰巳監督)など初ブルーレイ化作品も含まれている。「四畳半~」でコメンタリー(副音声解説)に初挑戦した宮下は「あまりポルノにこだわらないで映画として見てほしい」と話している。
永井荷風の原作を鬼才・神代(くましろ)監督が映画化した「四畳半~」は、大正中期の東京の花街が舞台。宮下は芸者の袖子を演じ、蚊帳の中で初見の客・信介(江角英明)を相手に「恥ずかしい」を連発しながら次第に行為に溺れていく。今回のブルーレイ化について宮下は「当時はDVDとかブルーレイという形で映画が残って、長い時間が経った後でも見てもらえるようになるなんて想像もつかなかった。上映されたらすぐ無くなっちゃうもんだと思ってました」と語る。「映画は監督のもの。俳優はコマだと思っています。(ソフト化で)神代さんは天国で喜んでいるのではないでしょうか」