スクリーン雑記帖

天地真理や可愛かずみの妖艶演技も…「日活ロマンポルノ」80作品発売に歓喜

【スクリーン雑記帖】天地真理や可愛かずみの妖艶演技も…「日活ロマンポルノ」80作品発売に歓喜
【スクリーン雑記帖】天地真理や可愛かずみの妖艶演技も…「日活ロマンポルノ」80作品発売に歓喜
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 「日活ロマンポルノ」と聞くと、昭和の香りが漂ってくる。ロマンポルノの魅力は、若手監督や新人女優が自由な気風の中で情熱を込めて「性」の表現に挑んだことだろう。今やネット上で過激なわいせつ映像が簡単に見られる時代。その点、ロマンポルノは性行為に至るまでのドラマ=ロマンが重要な要素になっている。本来は男性向けだが、女性の生きざまも奥深く描いていることもあり、最近は女性の支持も集めている。

 1971年に製作を開始した「日活ロマンポルノ」は今年、生誕45周年を迎える。製作を終了した88年までの17年間に公開された作品は約1100本。2021年の50周年へ向け、昨年5月に日活が新作の製作と旧作の上映などを行う「ロマンポルノリブートプロジェクト」を開始したことは小欄でも紹介した。その一環として、4月2日の第1弾を皮切りに旧作80作品の発売が決まったことは喜ばしい。

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