スペイン・カタルーニャ再選挙の公算 独立派の連立交渉決裂 - 産経ニュース

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スペイン・カタルーニャ再選挙の公算 独立派の連立交渉決裂

 【ベルリン=宮下日出男】スペイン北東部カタルーニャ自治州で3日、昨年9月の州議会選挙で勝利した分離独立派勢力による政権樹立に向けた連立交渉が決裂した。州議会が解散されて再選挙が行われる公算が大きく、同州の分離独立の動きが停滞を余儀なくされる可能性がある。

 州議会(定数135)選では、マス州首相が自身の保守系与党など分離独立派を結集した選挙連合が62議席、独立派の極左政党、CUPが10議席をそれぞれ獲得。分離独立派で過半数を確保できる結果となったことから、双方はこれまで連立交渉を行ってきた。

 だが、再任を目指すマス氏に対し、CUPは3日、これを拒否することを正式に決定。同党は財政緊縮策などを実施してきたマス氏に反発するほか、「反資本主義」や「反欧州連合(EU)」も掲げており、「独立」で一致しても、その他の路線の違いを埋める難しさが露呈した形だ。

 新首相の選出期限は9日。CUPは他の首相候補が立てば協力の余地はあるとしているが、状況の打開は困難とされる。州議会が解散された場合、再選挙は3月にも実施されるとみられている。

 選挙連合とCUPは昨年11月、分離独立手続きを始める決議を州議会で可決させたが、12月には憲法裁判所で違憲とされ、無効とする判決も出ている。