島が危ない!

着々と整備進む中国軍の着上陸侵攻能力 揚陸艦艇230隻で戦闘車両1530両輸送可との推計も…米海軍ピリピリ

 米海軍が注目しているのは、やはり中・大型の揚陸艦のようだ。文中では、「少数の」玉亭2級戦車揚陸艦(LST、満載排水量約5000トン)が、耐用年数を過ぎた玉康級(同約4200トン)を代替する目的で建造中としているほか、大型の玉昭級(071型)揚陸艦(LPD)4隻が建造済みと明記。近い将来、玉昭級が追加建造されるのに加え、より大型でヘリ用の全通甲板を備えた強襲揚陸艦(LHA)が建造されるとの見通しも示している。

 13年2月の台湾海軍の論文によると、玉昭級揚陸艦の初号艦「崑崙山」は06年末に進水し、08年7月に南海艦隊に配備された。排水量は1万7000~2万トンで、1隻で海軍陸戦隊1個大隊(兵員500~800人、水陸両用装甲戦闘車両15~20両と補給物資)が輸送できる。また、大型のドック式格納庫に少なくとも4艘のエアクッション型揚陸艇(LCAC)が登載できるほか、後方の格納庫付きヘリ甲板から同時にヘリ2機(武装兵計30人が搭乗)の離発艦が可能で、ヘリの格納庫がなかった玉亭級と比べ、大幅に作戦能力が向上したとされる。

 2隻目の「井崗山」は11年に同じく南海艦隊に配備。玉昭級揚陸艦は、アデン湾への派遣や行方不明となったマレーシア航空機の捜索などに投入され、国際的にも注目を集めている。09年の国防部の論文は、将来、玉昭級6隻と081型と呼ばれる強襲揚陸艦(LHA)3隻で、米海兵隊の海兵遠征軍(MEF=1個海兵師団基幹)と同等の部隊を編成する可能性があると指摘している。

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