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平成の日本のバレエ男子が、すごいことになっています。写真を見れば一目瞭然(りょうぜん)。胴長短足&デカ顔の旧種族日本男児は滅亡したのか…との錯覚に陥るほど、足だけ伸びた長身小顔の国産王子たちです!
今は各バレエ団に美形王子がそろい、百花繚乱(りょうらん)。ストイックに舞踊表現を追求し続けるひたむきさが一層、男っぷりを上げています。舞台で優雅に超人技を見せながら、素顔の王子たちはかなり身近。楽屋待ちファンが多いのも公演後、彼らが握手やサインにも気軽に応じてくれるからなんです。さあ、あなた好みの王子様(50音順)を見つけ、会いに行きましょう!
ノーブルな井澤駿(いざわ・しゅん)王子
新国立劇場バレエ団の新星、井澤駿さん。バレエ界では、王子役にふさわしい男性ダンサーを「ダンスール・ノーブル」と呼びますが、その称号がふさわしい気品が漂い、半径1メートル以内だけ、さわやかな風が吹いているようです。
2014年に入団し、早くも「シンデレラ」「こうもり」などで主演。入団前、世界的な若手舞踊家の登竜門ユース・アメリカ・グランプリのNYファイナルで、銅メダルを受賞した逸材です。空中で静止しているようなジャンプを一度、見てほしいものです。
ちなみに兄はKバレエカンパニーのファーストソリスト、井澤諒(りょう)さん。群馬県出身の兄弟は都内で同居中で、弟王子は「兄がいろいろとアドバイスをくれ、本当に助かります」と感謝の言葉を連発。兄弟愛まで美し過ぎます。
◎井澤王子の出没情報
1月9、10両日「ニューイヤー・バレエ」▽2月6日「ラ・シルフィード」▽5月3、5両日「ドン・キホーテ」▽6月18日「アラジン」=いずれも新国立劇場(東京都渋谷区)(電)03・5352・9999