日韓ウラ戦後史

元公安調査庁・菅沼光弘氏に聞く 「任侠と妓生が両国関係の礎を築いた」

「ヤクザと妓生が作った大韓民国〜日韓戦後裏面史」を出版した菅沼光弘さん
「ヤクザと妓生が作った大韓民国〜日韓戦後裏面史」を出版した菅沼光弘さん

 日韓国交正常化から、51年目に入った。昨年来、半世紀に及ぶ両国外交をふり返る書籍の出版が目立つ。まじめな学術書が多い中、ヤクザや右翼、在日人脈の活躍を取り上げた異色の本が売れている。元公安調査庁第2部長、菅沼光弘さん(79)へのインタビューを、出版プロデューサーの但馬オサムさんがまとめたもの。出版の狙いを菅沼さんに聞いた。(村島有紀)

 東京都新宿区の事務所。笑顔で出迎えてくれたのは「著者」の菅沼さんだ。現在、アジア社会経済開発協力会を主宰する。

 東大卒業後、昭和34年、公安調査庁入庁。旧ソ連や中国、北朝鮮など対外情報の収集に従事し、平成7年に退官した。日本のヤクザ社会、北朝鮮、統一教会などについて情報収集し、韓国へも数多く渡航している。

 昨年11月初旬に発売されたのが、『ヤクザと妓生(キーセン)が作った大韓民国~日韓戦後裏面史』(ビジネス社・1500円+税)。

 「このタイトルでは、『まるで、嫌韓本みたいじゃないか。いまさら嫌韓もないでしょう』と文句を言ったんだけど、出版社がこっちのほうが売れるということで決まった。実際に売れてるみたいですね」

会員限定記事会員サービス詳細