「学問分野で、詐欺行為に手を染めるような人間に、講義室で学生らの指導をさせることなど、絶対にできない」というのだ。
別の大手紙「中央日報」は社説で、「名誉を重視すべき現職の教授が、他人の著述に自分の名前を付け、知的財産権を無視したのだから、本当にあきれる」と指摘。
今回の事件を「反面教師」として、研究倫理の指針や実績評価基準を見直し、「学生に徹底的に教育して、熟知させるよう制度化する必要がある」と力説した。
本当に、こんなかけ声だけで、最高学府におけるパクリの横行は改まるのか?
こんなにすごい! 韓国の大学「コピー室」
記者も以前、韓国の大学に客員研究員として籍を置いた経験があるが、大学内で書籍のコピーがまかり通っていることにまず驚いた。
大学ごとに「コピー室」などと称し、何台ものコピー機を備え、専門の職員が常駐する部署が複数ある。図書館で借りた書籍の参考箇所を複写するというより、大半が、書店では手に入りにくい教科書や参考書を1冊丸ごとコピーするための場所だ。
職員らが手慣れた作業で、書籍のコピーを次々製本し、「コピー代」として、堂々と料金を徴収する。