「慰安婦」日韓合意

米政府は歓迎 安保より緊密に 北ミサイル対応に期待

 【ワシントン=加納宏幸】米政府は日韓両政府が慰安婦問題で合意したことを歓迎し、日米韓3カ国の安全保障協力をより緊密にすることで北朝鮮の核・ミサイルの脅威などに対応できると期待している。米メディアは今回の合意により、日韓関係の改善につながると報じた。

 オバマ米大統領は今年、安倍晋三首相、韓国の朴槿恵大統領を米国に迎え、それぞれに日韓関係の重要性を強調してきた。また、米政府高官は水面下で慰安婦問題を含む歴史問題に関し、恒久的な解決を働きかけてきた。これは、北朝鮮問題に加え、中国の軍事力強化に共同で対処する必要があるためだ。

 一方、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は28日、「第二次大戦終結から70年以上を経て、日韓両国が画期的な合意に達した」とソウル発で報じた。記事は、「日本の帝国陸軍により性奴隷として仕えることを強いられた韓国人女性をめぐる論争が解決される」との見通しを示した。