--今、好調な製品は
「X線CT(コンピューター断層撮影)装置や、がんの診断などに使われるPET(陽電子放射断層撮影)装置、歯科用X線画像診断装置といった医用機器向けの受注が好調で、2015年9月期における通期連結売上高の約40%を占めている」
PET装置など好調
「PET装置1台に数百本の光電子増倍管が使われているが、PET向けの光電子増倍管の世界シェアは当社がほぼ100%。また、歯科用のX線診断がフィルムからデジタル画像に置き換わる中で、歯科用イメージセンサーのニーズも増えている。歯科用イメージセンサーには、口腔(こうくう)内に挿入して2、3本の歯の画像を取得するデンタル用や、口の中全体を1枚のレントゲン写真に捉えるパノラマ診断用などがある。世界最高レベルの分解能を持ち、高精細な画像が得られるマイクロフォーカスX線源(MFX)も非常に好調で、電子回路基板などの工業製品の検査装置に用いられている」