あめりかノート

「安倍首相の軍国主義化防ぐ…」 偏向と独善の「憲法9条にノーベル平和賞を」運動 歪んだ構図に見える中韓の思惑とは 古森義久

 韓国は日本とともに米国の同盟国ではあるが、日本固有の領土の竹島(島根県隠岐の島町)を不当に占拠する国である。日本の自衛までをも縛る憲法9条の保持を歓迎するに決まっている。現に韓国では日本に平和賞を受賞させようという組織が多数できて、有力政治家らも名を連ね始めた。

 中国も日本の改憲には一貫して反対である。尖閣諸島(沖縄県石垣市)を軍事力でも奪取しようという国が日本の自衛の制約を喜ぶのは自明だろう。米国内で長年、日本たたきを続けてきた中国系の「世界抗日戦争史実維護連合会」もかつて左翼の歴史学者の家永三郎氏のノーベル平和賞推薦に一役買った経緯があり、今回もそんな動きをとる気配がある。

 さらに注意すべきは米国のコネティカット大学のアレクシス・ダデン教授らがこの国際キャンペーンの米側代表のようになっている事実である。ダデン氏は過去20年近く慰安婦問題で「日本軍の強制連行による20万の性的奴隷」という虚構に基づき、米議会での日本非難決議や昭和天皇有罪論を推進した反日活動で知られる。韓国政府には政策助言をするほど密着している。