【中国経済失速】過剰生産で鉄鋼価格が大暴落 中国メーカー500社乱立、なりふり構わぬ輸出攻勢に業界悲鳴(1/4ページ) - 産経ニュース

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中国経済失速

過剰生産で鉄鋼価格が大暴落 中国メーカー500社乱立、なりふり構わぬ輸出攻勢に業界悲鳴

中国による鉄鋼の過剰生産は世界に打撃を与えている。中国遼寧省大連市で鉄鋼製品の運搬作業をする労働者(共同)
中国による鉄鋼の過剰生産は世界に打撃を与えている。中国遼寧省大連市で鉄鋼製品の運搬作業をする労働者(共同)

 世界の鉄鋼メーカーが、中国発の価格暴落に苦しんでいる。景気減速で需要に急ブレーキがかかる中、中国からあふれ出た安価な鉄鋼製品が東南アジアなどへ流入しているためだ。中国の粗鋼生産は今や世界の半分を占める一方、過剰設備の削減は遅々として進んでいない。悪影響は日本メーカーにも及んでおり、「中国リスク」への対処が全世界の共通課題となっている。

 「夏以降、中国経済の減速が非常に大きく利き始め、輸出に影響した。価格がどうなるのか先が読めない」

 12月16日に会見した日本鉄鋼連盟の柿木厚司会長(JFEスチール社長)は今年1年をそう振り返り、中国の景気や鉄鋼業界の動向を読み違えたことを認めた。

 中国の粗鋼生産量は、右方上がりで増え続け、2014年には前年比0.9増の8億2270トンと世界の半分、2位の日本(1億1070トン)の7倍以上に達した。しかし、今年は11月までで前年同期比2.2%減の7億3838万トンと低調だ。