吉村大阪市政始動

「5歳児の保育料を無償化」へ 施政方針演説で表明

【吉村大阪市政始動】「5歳児の保育料を無償化」へ 施政方針演説で表明
【吉村大阪市政始動】「5歳児の保育料を無償化」へ 施政方針演説で表明
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 吉村洋文大阪市長(大阪維新の会政調会長)は25日の市議会で、就任後初の施政方針演説に臨み、平成28年度から保育所と幼稚園に通う5歳児の保育料の無償化に取り組む方針を示した。市の担当者は「政令市での無償化実施は聞いたことがない」としている。

 吉村市長は「子供の教育費、医療費、無償都市大阪」と理念を掲げた上で、「親の経済格差が子供の教育格差につながることがあってはならない」と訴え、全ての子供に教育の機会を保障する考えを表明した。

 演説後、記者団に5歳児無償化は「来年度から実施したい」と述べ、任期中に段階的に対象年齢を広げるとした。5歳児無償化には、国などの助成を除いた市独自財源が最大で約33億円必要という。

 演説では、経済的に恵まれない家庭を支援する「子供の経済困窮対策チーム」を設立し、自らトップの座長を務める意向や、「子供と子育て世代を切れ目なく支援する」として妊婦健診の公費負担と18歳までの医療費助成を拡充する方針も示した。

 一方、吉村市長は演説で「議会との対話、議論、協調、合意形成」を強調。議会との対決姿勢が目立った橋下徹前市長からの転換を明確に示す内容に、野党の主な会派も好意的な反応を寄せた。

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