日清食品HDと三菱商事がインドネシアの即席麺事業で提携

 日清食品ホールディングス(HD)と三菱商事は24日、インドネシアの即席麺事業で提携すると発表した。三菱商事は来年はじめにも日清食品HDの現地子会社が実施する第三者割当増資を引き受け、34%を出資する。

 三菱商事は原料の小麦の海外からの調達に加え、戦略提携する小売大手のアルファーグループなどの販売ネットワークを活用し即席麺のシェア拡大や商品開発を支援する。

 日清食品HDは、即席麺では国内最大手だが、インドネシアでのシェアは1%前後にとどまる。平成4(1992)年に現地企業と合弁会社を設立したが、昨年合弁を解消していた。インドネシアは年間消費量が134億食と世界第2位の消費市場で、今後も中間層の拡大で成長が見込めると判断、三菱商事と事業を再構築する。

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