戦後70年

神道の命運左右した「視察」 GHQに新嘗祭見せよ…占領政策から神社守った宮司の戦い

【戦後70年】神道の命運左右した「視察」 GHQに新嘗祭見せよ…占領政策から神社守った宮司の戦い
【戦後70年】神道の命運左右した「視察」 GHQに新嘗祭見せよ…占領政策から神社守った宮司の戦い
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 連合国軍総司令部(GHQ)の占領下にあった日本で、神社の命運を左右した「視察」が70年前、所沢市の中氷川神社で行われた。GHQによる国家神道への実態調査で、昭和20年12月15日に発令された神道指令に大きな影響を及ぼしたとされる。準備期間はたった3日。進駐軍への恐怖を抱きながら、視察を受け入れた宮司の静かな戦いがあった。

(さいたま総局 川峯千尋)

「神社を破壊すべき」過激意見もあったGHQ

 「3日後に、新嘗祭を総司令部の係官に見せてほしい」。同年11月22日、中氷川神社の山口文治宮司=当時(60)=は、突然来訪した内務省神祇院考証課の宮地直一課長=同(59)=からこう告げられた。