遂に18日、米SF映画の金字塔「スター・ウォーズ」(SW)の10年ぶりとなるシリーズ7作目「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(J・J・エイブラムス監督)が日本を含む全世界で同時公開されました。
シリーズの新3部作の始まりとあって、当然ながら世界中で空前の大フィーバーが起き、ロイター通信など欧米主要メディアによると、北米での公開初日の興行収入が5700万ドル(約69億円)と、「ハリー・ポッターと死の秘宝PART2」の4350万ドル(約52億7600万円)を上回り史上最高となりました。
SWマニア記者が幾度も映画を…だがしかし。「73歳ハン・ソロ」と、上沼恵美子な「59歳レイア姫」のLOVEって、どうよ?
しかし、こんな数字は想定内です。何といってもSWですからね。ちなみに記者も12月16日アップの「スター・ウォーズ、真のファンなら答えられる… Q1:6作品『フォース』総時間は? Q2:最長はルーク?ケノービ? Q3:最多は誰?」
http://www.sankei.com/west/news/151216/wst1512160008-n1.html
で書いたように、SWで人生が変わり、シリーズ完結編となった「エピソード3/シスの復讐(ふくしゅう)」(2005年、監督・脚本、ジョージ・ルーカス)の公開時はロサンゼルス支局長として自らもダイ・ハードなファンたちと取材そっちのけで交流&映画は5回観て、ルーカス監督の製作工房スカイウォーカー・ランチに宿泊して取材した経験もある、頭のおかしいレベルのファンであります!。
なので、今回のエピ7は当然ながら死ぬほど楽しみだったわけで、21日現在、既に2回観たのですが、はっきり言って失望しました。期待が大き過ぎた反動では決してありません。そしてこの失望感はSWだけでなく、現在の世界のエンターテインメントに共通するものでもあります。というわけで、今回の本コラムは、全世界大絶賛のエピ7になぜ失望したかについて書こうと思います。
以下、ネタバレだらけのうえ、SWのファンは相当不快になると思うので、最後のページあたりまで飛ばしていただくのもアリかと思います。