【関西の議論】訪日客が「迷宮」と呼ぶ梅田地下街 攻略のゲームアプリ登場か…本日も〝遭難者〟が続出(4/4ページ) - 産経ニュース

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関西の議論

訪日客が「迷宮」と呼ぶ梅田地下街 攻略のゲームアプリ登場か…本日も〝遭難者〟が続出

攻略する術、有識者は…

 「地上のように遠くが見渡せないため、頭の中で位置関係のイメージをつくりにくい」。方向音痴などについて認知科学の観点から研究している成城大の新垣紀子教授(心理社会学)は、地下街の難しさをこう分析する。

 地上であれば高いビルや山、太陽など自分の向きや位置を確かめる大きな手がかりがあるが、地下街では個々のランドマークを通り過ぎるだけで現在地を見失いやすいという。

 さらに「人間は曲がり角を直角に近い角度で捉えてしまう傾向にある」ため、斜めの交差点が多い梅田のような地下街は「特に方角や距離感のイメージをつかみにくい」というのだ。

 その上で「地図と自分の居場所を正確に対応させずに移動すると迷いやすい。紙の地図だけでなく、GPS機能のあるスマートフォンも活用して、方角や位置を正しく把握することが大切」とアドバイスした。

 梅田周辺にはJR、阪急、阪神など異なる6つの駅が乗り入れているほか、大きな百貨店やショッピングモールも立ち並び、これらがすべて地下で連結している。地下街をマスターすれば、暑い日や雨の日でも快適に移動でき、ショッピングや観光をスムーズに進めることが可能だ。

 外国人観光客のような初心者に瞬時に理解してもらう〝魔法〟はないが、時間に余裕がある人は、目的地までの道のりもRPG感覚で楽しんでみてはどうだろうか。