【関西の議論】訪日客が「迷宮」と呼ぶ梅田地下街 攻略のゲームアプリ登場か…本日も〝遭難者〟が続出(3/4ページ) - 産経ニュース

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訪日客が「迷宮」と呼ぶ梅田地下街 攻略のゲームアプリ登場か…本日も〝遭難者〟が続出

 また、ネット上では、梅田駅や新宿駅、渋谷駅を例に、国内で最も難解な駅はどこか、といった論争も勃発。こうした話題性に目を付け、駅構内を再現した謎解きRPG(ロールプレーイングゲーム)アプリを制作した個人の開発者まで現れた。アプリは現在、新宿駅と渋谷駅の2バージョンがリリースされており、「第3弾は梅田で決まり」「梅田はラストダンジョン」と梅田版登場への期待が高まっている。

訪問者を惑わせる斜め交差に2層構造…

 梅田の地下街が人を迷わせるのは、主に次のような理由が挙げられる。

 (1)地下道が碁盤目状でないため、交差点が直角ではなく斜めになっている地点が多い

 (2)傾斜した地形のため、同じ地下1階でも数メートルの高低差が生じる場所がある

 (3)地下1階と地下2階の2層構造になっている

 こうした理由から、移動しているうちに方向感覚を狂わされたり、何階にいるのか分からなくなったりしてしまう。

 そもそも、なぜこのように複雑な構造になってしまったのか。梅田の地下街は、昭和17年にJR大阪駅南側に地下道ができて以降、後発の地下街やビルが次々と連結して拡大。傾斜した地形で同じ地下1階でも平行に連絡できない場所があったほか、地上の道に沿って地下道も斜めになってしまった。さらに、地下街や地上のビルが別会社だったことも災いし、不完全な案内図も多かった。

 この分かりにくさを解消しようと、鉄道会社や地下街管理会社などは平成以降、案内表示の統一や共通マップの作成を進めた。平成21年からは鉄道会社などが協力して訪日外国人向けに多言語に対応したマップを作成し、駅や案内所で配布している。

 ただ、ある案内所のスタッフは「地図を読むのが得意な人でも、地下街には地図のように平らではなく階段を上り下りしないといけない場所もある。途中で迷ってしまうのも無理はない」と打ち明ける。