夫婦別姓

夫婦同姓規定「合憲」判決読み解き 通称使用広がり「不利益緩和される」 子供の姓も問題視

 子供の姓に関しては、(1)結婚後のどの時点で姓を選択するのか(2)一組の夫婦に複数の子供ができた場合、子供ごとに姓を選択するのか(3)「きょうだい」で統一とするのか-などの議論がある。民法改正を答申した8年の法制審議会(法相の諮問機関)でも意見が割れ、「姓は結婚時に決め、複数の子供はどちらかの姓に統一する」とした。ただ、海外では子供の姓が別々のケースもあり、そのあり方に解は出ていない。こうしたことから寺田長官は、子供視点での議論の深まりを求めている。

 一方、反対意見を述べた3人の女性裁判官は、婚姻した夫婦の96%が夫の姓を名乗る現状を問題視。「女性の社会的経済的立場の弱さなどがあり、意思決定の過程に現実的な不平等がある」と言及した。

 その上で、「個人の尊厳と両性の本質的平等に照らして合理性を欠く」と反論した。