5年で乳幼児59人死亡 見過ごせない保育施設での「突然死」 乳幼児の預かり初期に注意

 ◆研究成果学ぶ

 突然死を防ぐため、こういった最新の研究成果を学び、対策を考えていこうという動きも始まっている。今年6月、SIDS予防に取り組む保育関係者らが「保育中の突然死予防研修推進会」(事務局・広島市)を立ち上げた。メンバーの1人で、応急手当てに関する教材開発や研修を手掛けている「マスターワークス」(静岡県沼津市)代表の伊東和雄さん(57)は、「預かり初期の乳幼児には、生まれて初めて母親と離れて過ごす心理的ストレスや、集団生活での感染症との接触、疲労などの肉体的ストレスが加わっている」と説明。同会では、小保内さんの賛同も得て、啓発プログラム「保育環境における突然死を防ぐために」を作成。各地で講習会などを開いている。

 伊東さんは、「1歳未満の乳児だけでなく、3歳未満ぐらいまで注意が必要。忙しい両親との間では連絡帳を活用し、子供の体調不良を把握するなど連絡を密に行うことが予防につながる」と話している。

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