仏地域圏選挙

決選投票で極右・国民戦線(FN)は一転して全敗 サルコジ氏率いる右派連合が7地域圏で第1党

 社会党は決選投票で、FNがマリーヌ・ルペン党首(47)、めいのマリオン・マレシャルルペン氏(25)を擁立して第1回投票に圧勝した北部と南部の2地域圏で、自前の候補に代えて右派連合への投票を支持者に呼び掛ける選挙戦術を取り、FNの勝利阻止に全力を挙げた。投票率は約58%と第1回投票から約9ポイント上昇し、反FNの票が増えたとみられている。

 社会党は第1回投票で首位となった地域圏が3から増えたが、約9割の地域圏を制した2010年の前回選挙からは後退した。

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