経済インサイド・動画付き

東電が新潟県限定で企業CMをこっそりと再開 柏崎刈羽原発の再稼働の布石か?

【経済インサイド・動画付き】東電が新潟県限定で企業CMをこっそりと再開 柏崎刈羽原発の再稼働の布石か?
【経済インサイド・動画付き】東電が新潟県限定で企業CMをこっそりと再開 柏崎刈羽原発の再稼働の布石か?
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 東京電力が今年6月から、世界最大の発電量を誇る柏崎刈羽原子力発電所のある新潟県限定で、テレビ広告(CM)を再開している。福島第1原発事故の教訓を踏まえた安全対策に全力を挙げている様子を放映しているが、特段、大きな抗議に発展することもない。柏崎刈羽原発は、再稼働につながる原子力規制委員会の適合性審査が終盤を迎えており、原発立地県で東電批判を和らげる効果を狙っているのは間違いない。

 「柏崎刈羽原発では福島第1の事故を踏まえ対策・対応を進めております」

 こんな字幕で始まる30秒のテレビCMは、「訓練編」「津波対策編」「電源対策編」「冷却対策編」の4本が用意されている。電源対策編では、外部電源を喪失した場合に備えて配備したガスタービン発電機搭載のトラックが登場。手際よく発電機を起動させる様子が映し出される。

 東電広報室によると、福島事故後は計画停電の告知と事故のおわびを除いてはCMを中断してきたが、今年4月に東電が新潟本社を設立したのを機に新潟県内の民放各局で始めた。新潟本社の担当者は「放送開始後、大々的な抗議が本社にあったわけでもなく、県内の隅々に原発が進める安全対策の取り組みが伝わっている」と話す。来年3月末まで放映する予定だ。

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