どうなる?夫婦別姓

問われる家族のあり方 「日本人の道徳観に悪影響も」

 夫婦別姓を認めない民法の規定は違憲なのか-。選択的夫婦別姓を求めた訴訟の上告審で、最高裁大法廷(裁判長・寺田逸郎長官)は12月16日、判決を言い渡し、初の憲法判断を示す。明治以降100年以上続いてきた「夫婦同姓」の規定は、これまでにも見直して別姓を認める方向に舵がきられたことはあったが、慎重論が強く法改正は見送られてきた。家族のありかたを根本から問い直すことにもなり、識者からは「日本人の道徳観に悪影響を与える可能性もある」と懸念の声が上がる。

 夫婦が同一の姓を名乗ることを定めた現行法については現状、賛否が分かれている。平成24年に内閣府が行った世論調査では、「現行の法律を改める必要はない」が36・4%、「法律を改めてもかまわない」が35・5%と拮抗(きっこう)している。一方、内閣府の調査では、夫婦の姓が違うと「子供にとって好ましくない影響があると思う」とした人は67・1%で、「子供に影響はないと思う」とした28・4%を大きく上回った。