五輪エンブレム 最終候補作をHPで公開 国民から意見募る

 2020年東京五輪・パラリンピックの新エンブレムを選ぶ大会組織委員会の「エンブレム委員会」は8日、第7回会合を開き、最終候補作品3、4点を事前に公開する方針を決めた。一時、検討していた国民投票は断念。最終候補作品を商標登録した後、大会組織委員会のホームページ(HP)などで公開し、国民から意見を募って審査に反映させる。

 宮田亮平委員長(東京芸術大学長)によると、国民参画の方法として、インターネットの投票サイトなどを用いた国民投票を検討したが、「1人1票を担保することができない」ため断念した。来年1月7~9日に行われる本格審査で3、4点を選出し、商標登録後に公開する方針という。国際オリンピック委員会(IOC)の了承を得て決定する。商標登録にかかる費用は1件につき2千万~2500万円の見込み。

 旧エンブレムの反省から改善点として挙げられたデザインの修正手続きについては、大幅な変更は行わないことで一致。文字の書体など一部に限り、必要な場合に修正を加えるという。

 また、透明性を高めるため、この日から始まった事前審査の一部を動画投稿サイト「ユーチューブ」などで中継する。対象は、4段階に分けて行われる事前審査の第3段階(15日)、第4段階(21日)の冒頭1時間程度を予定している。

 エンブレム委員会は8日、新エンブレムの応募総数1万4599件の内訳を発表し、最高齢は107歳だったことを明らかにした。18歳未満を含むグループからの応募も627件あった。年代別では、10代695件▽20代1992件▽30代3145件▽40代3590件▽50代2783件▽60代1707件▽70代592件▽80代以上95件-だった。

会員限定記事会員サービス詳細