健康カフェ

(13)食べる順番 「野菜が先」で血糖上昇を抑制

 重度の糖尿病ということで院内の別の診療科から紹介されてきた60代の女性がいます。女性は体形は中肉中背、顔色もよく、ご自身も病気と無縁と思い、健康診断を長年受けていなかったそうです。検査をすると、ヘモグロビンA1c(過去4カ月の血糖値の平均値、6・5%以上が糖尿病)が10%でした。話をうかがうとご飯(白米)が大好きで、毎食のようにお茶碗(ちゃわん)2杯のご飯を食べるそうです。

 そこで女性に「食事の最初にサラダやおひたしにした野菜、次に肉やお魚などタンパク質を多く含む食品、最後に少し残ったおかずといっしょにご飯をゆっくり味わいながら食べてみては」とお話ししてみました。少量の内服薬も使いながらの治療ですが、女性はすぐにこの食べ方を実践してくれました。最初は意識的にご飯を減らしていましたが、野菜とおかずを先に食べるので、自然とご飯の量が茶碗半分ぐらいになったそうです。薬を追加することもなく、血糖値はとても良好な値を維持できるようになりました。以来、女性はこの食事法を続けています。

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