仏地域圏議会選 極右政党の25歳女性候補、得票率40%超え 13日に決選投票

 【パリ=宮下日出男】フランス全土で6日に実施された地域圏議会選挙は即日開票され、内務省の暫定集計によると、反移民や治安対策の強化を訴える極右政党、国民戦線(FN)の全国の得票率が27・73%に上り、首位になった。全国規模の選挙での得票率としては過去最高で、FNは全13地域圏のうち6地域圏で首位となった。

 選挙はパリ同時多発テロ後に非常事態宣言が出される中で、初めて全土で民意を問う機会となった。集計結果によると、サルコジ前大統領が率いる最大野党の共和党を中心とする右派連合が全国得票率26・65%でFNに続き、オランド大統領の与党で左派の社会党は23・12%と低迷した。

 マリーヌ・ルペン党首(47)と、めいのマリオン・マレシャルルペン氏(25)がそれぞれ出馬した北部と南部の2地域圏では、FNの得票率が40%を上回り、他党を大きく引き離した。右派連合は4地域圏で首位となり、社会党が制したのは3地域圏にとどまった。

 どの地域圏でも過半数を制する政党はなく、13日に決選投票が行われる。地域圏では第一党が首長にあたる地域圏議長を出すことになっている。決選投票でFNが勝てば、初めて地域圏議長のポストを握ることになる。

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