対テロ対策で失点続きのオバマ大統領 なお戦略手探り 政権への不信感高まる(1/2ページ) - 産経ニュース

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対テロ対策で失点続きのオバマ大統領 なお戦略手探り 政権への不信感高まる

 米カリフォルニア州の乱射事件は、オバマ大統領が「イスラム国」などの過激主義を過小評価する発言を繰り返している最中に起きた。異例のテレビ演説はその失点を挽回し、テロと戦う姿勢を見せるのが目的だったが、政権の戦略がなおも手探りである実態をかえって浮き彫りにした。

 オバマ氏は演説で「ここ数年でテロリストの脅威は新たな局面に発展した。銃乱射のような複雑さの少ない暴力行為に転じている」と述べた。2001年の米中枢同時テロ後に国際テロへの対処能力を向上させた米国が、単純なテロ行為にもろい実態を認めた形だ。

 オバマ氏は最近、テロに関して失点続きだった。パリ同時多発テロの前日には「私たちはイスラム国を(シリア、イラクに)封じ込めている」と発言。乱射事件の1週間前には「具体的で信頼できる情報は得ていない」と発表していた。

 米国民はそんな政権への不信感を強めている。米CNNテレビが6日発表した世論調査によると、イスラム国への対処でオバマ氏への不支持は3分の2近くの64%に上り、支持は33%にとどまった。テロ対策でも不支持(60%)が支持(38%)を大きく上回った。