【経済裏読み】爪に火を灯すシャープ社員 「収益よりキャッシュ優先」社長が異例発言 エレベーター間引き、新聞も購読停止…(2/4ページ) - 産経ニュース

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経済裏読み

爪に火を灯すシャープ社員 「収益よりキャッシュ優先」社長が異例発言 エレベーター間引き、新聞も購読停止…

 下方修正では、28年3月期の業績予想を5月時点に800億円と見込んでいた営業利益を100億円に引き下げている。高橋社長が7月31日に「数字は死守する」と宣言してわずか約3カ月で、中期経営計画の初年度の業績目標をあっさり下げるだけに危機感は深刻だ。

手元資金の目減り

 シャープが不要不急の支出の凍結に躍起になるのは当面の手元資金の確保が課題になっているからだ。銀行からの借り入れや公募増資で度重なる経営危機を乗り切ってきたが、ここにきて営業赤字の積み重ねが手元資金を目減りさせている。

 本社や隣接ビル、工場の遊休地などの資産の売却を急いでいるが、不動産に設定されている抵当権を抹消するため銀行などに借金を返済する必要がある。このため資産売却で入った資金はシャープに残らないことになっている。

 それどころか売却した本社は、移転先が見つかるまでは賃料を払って入居するためシャープの資金繰りは苦しくなってくる。