四国霊場を巡礼する若者が昔の遍路の亡霊と出会い…坊っちゃん劇場の来年度作品はジェームス三木さんの「「お遍路さんどうぞ」

軽妙な語り口で作品概要を説明するジェームス三木さん(左から3人目)=愛媛県東温市
軽妙な語り口で作品概要を説明するジェームス三木さん(左から3人目)=愛媛県東温市

 愛媛県東温市の坊っちゃん劇場で、来年度作品「お遍路さんどうぞ」の制作記者会見が行われた。脚本・歌詞・演出は同劇場名誉館長で脚本家のジェームス三木さん。「人間は何のために生きているかをテーマに笑えて泣ける作品。子供たちに届けたい」と意気込みを語った。

 坊っちゃん劇場は平成18年に開館。四国の歴史やゆかりの人物をテーマに、年度ごとにオリジナルミュージカル1作品を制作・上演し、11月30日までに計約71万人を動員した。地域劇場の先駆けとして全国的にも注目されている。

 10周年記念となる同作品は四国遍路をテーマとした現代劇。四国霊場を巡礼する若者が昔の遍路の亡霊と出会い、不思議で愉快なドラマが展開する。主演は同劇場で長年出演し、ジェームスさんが脚本を務めたテレビドラマにも出演するベテラン俳優、中山城治さんらを予定している。

 会見にはジェームスさんのほか、中村時広知事、高須賀功・東温市長、JR四国会長で「四国八十八箇所霊場と遍路通」世界遺産登録推進協議会普及啓発部会の松田清宏会長、四国霊場八十八ヶ所霊場会会長で太山寺(松山市)の吉川俊宏住職、同劇場の越智陽一社長が出席。松田会長は「四国遍路の世界遺産暫定登録に向け大きな後ろ盾になる。ありがたい」と期待を寄せた。

 上演は来年1月23日から約1年間。同劇場のほか、四国各県で巡回公演も予定されている。