両陛下、来年1月にフィリピンご訪問 閣議決定、戦没者追悼のご意向

 天皇、皇后両陛下が来年に国交正常化60周年を迎えるフィリピンを公式訪問されることが4日の閣議で決定した。ご日程は1月26~30日の5日間で最終調整中。国賓としての招待で国際親善が目的だが、両陛下は先の大戦の激戦地だった同国に長年、心を寄せられており、宮内庁は戦没者慰霊も日程に組み入れる。

 宮内庁によると、ベニグノ・アキノ大統領が6月に国賓として来日した際に招請があった。両陛下は皇太子・同妃時代の昭和37年に同国を訪問されているが、歴代天皇としては初めての訪問となる。現地では、首都マニラがあるルソン島だけに滞在される。

 両陛下は政府専用機を利用され、羽田空港に発着。現地では、マニラのマラカニアン宮殿(大統領府)で歓迎式典、大統領との会見、大統領主催の晩餐会に臨まれる。晩餐会では、天皇陛下がお言葉を述べられる見込み。在留邦人らとも交流される予定。

 また、両陛下がこの機会に両国の戦没者を追悼したいとの意向を示していることから、日本政府がマニラ郊外に建立した「比島戦没者の碑」、フィリピン側の「無名戦士の墓」で供花される方向で検討している。

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