ヒューマンエラー懲罰的な対応やめます、JR西「非懲戒」方針 ミス報告しやすく隠蔽防げ!…福知山線脱線事故教訓に

 具体例としては、運転士が標識を勘違いし架線に異常過熱が起きる恐れのある区間に停車させたことに端を発し、15万人に影響が出た先月16日のJR東海道線架線切断事故などのケースが非懲戒対象になるとみられる。

もちろん、「飲酒×」「無断解除×」

 ただ、すべてのミスを懲戒対象から外すと、職場の規律の緩みや、安全順守の姿勢が崩れる懸念もあり、勤務中の飲酒や非常ブレーキの無断解除といった悪質性の高い故意の違反については引き続き懲戒処分の対象にする。JR西は、悪質性の高いミスと、非懲戒にする対象事例を分ける基準づくりを進めている。

 ヒューマンエラーの非懲戒をめぐっては、航空業界で広がりを見せる。またJR西と脱線事故の被害者、有識者を交えた「安全フォローアップ会議」も昨年4月に公表した報告書の中でヒューマンエラーの非懲戒の必要性を訴えていた。

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