傷害致死で暴力団総長に懲役8年 さいたま地裁「執拗かつ苛烈」

 暴力団組員と共謀し、組を抜けようとした男性を監禁し集団で暴行を加え死亡させたなどとして、傷害致死、監禁、犯人隠避罪に問われたふじみ野市鶴ケ舞、指定暴力団住吉会系組織総長の無職、岩田光芳被告(44)の裁判員裁判判決公判が3日、さいたま地裁で開かれた。栗原正史裁判長は懲役8年(求刑同12年)を言い渡した。

 栗原裁判長は傷害致死と監禁罪について、男性に制裁を加える際に総長の岩田被告の了承が与える影響は「決して小さくなかった」などとして共謀を認めた。犯人隠避罪では、暴行に加わった組員に逃走資金を渡した別の暴力団組織の男との間に暗黙の共謀があったと指摘した。

 ゴルフクラブで殴るなど犯行は「執拗(しつよう)かつ苛烈」と指弾したが、被害者遺族が示談に応じ、寛大な処分を求めていることから量刑を考慮した。

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