若手記者が行く

ついに完成「昆虫ソース」 イナゴのほかトノサマバッタも使用 焼き魚やコロッケに合う不思議な味

 また2号は、柑橘(かんきつ)類やオリーブオイルなどと合わせてドレッシングにするとまろやかになり、苦みのある野菜も食べやすくなるという。田中さんによると、塩分、カロリーも控えめで、「サラダなど女性も食べやすいのではないか」という。

 世界でも珍しい昆虫発酵調味料の使い道は未知数で、まだまだ広がりそうだ。

さて、気になる味は?

 ところでソースの味の形容には作った田中さん本人も苦労している様子。どんな味なのか。記者も卵かけご飯、コロッケ、刺し身の3品でイナゴソースを味わってみた。

 まず卵かけご飯には1号をかけた。しょうゆ麹が使われているためか、香ばしくていいにおいが漂う。香りは本当のしょうゆより好みかもしれない。もちろん、しょうゆと同じような使い方もでき、刺し身とも相性が良かった。

 一方、2号の米麹は独特の酸味と甘酒のような香りが特徴。卵や刺し身のような生ものとの相性はいまいちのようだが、コロッケにかけると不思議と甘さが増す。思わず、はしが進んだ。熱々の焼き魚や揚げ物にかけるとポン酢のようにさっぱりしておいしいかもしれない。

いなか伝承社の活動

 田中さんは関東地方でサラリーマンをしていたが、30歳で脱サラ。その後、高知県で移住希望者に現地の生活を体験してもらうイベントを主催する団体に所属。地域の魅力を発信する方法を学んだ。

会員限定記事会員サービス詳細