【ソウル=名村隆寛】韓国国会は30日の本会議で中韓自由貿易協定(FTA)の批准同意案を可決した。韓国政府は後続手続きを進め、年内にFTAを発効させる方針。また、ベトナムとニュージーランドとのFTA批准同意案もこの日、可決された。
韓国にとり、中国は最大の貿易相手国。中韓は今年6月にFTA締結に署名していたが、韓国の野党が反発し、発効は棚上げ状態が続いていた。
FTA発効で、一部品目の関税が撤廃、引き下げられ、来年には再び関税が引き下げられる。中韓はFTA発効から20年で貿易品目の9割余りの関税撤廃を目指している。