Jの新星(10)

千葉・オナイウ阿道 高い身体能力、ずぶとい性格 将来性感じる若きストライカー

 正智深谷高(埼玉)出身。3年時には高校総体でチームをベスト4に導いた。特に、星稜高(石川)との準々決勝では2得点2アシストの活躍。大きく評価を高め、プロへの道を勝ち取った。

 千葉入団後も着実に階段を上っている。年代別代表には無縁だったが、昨秋、U-19(19歳以下)日本代表に初めて名を連ねた。

 それから1年もせずに今度はU-22日本代表入り。今年7月の国際親善試合コスタリカ戦を戦うメンバーに選ばれた。当時はまだ19歳。それまで「リオ五輪への意識はほとんどなかった」という自身も驚く抜擢で、一躍注目の的になった。

 コスタリカ戦では後半途中から出場。ゴールは奪えなかったが、細かいパス回しやポストプレーなどを確実にこなし、「自分でもやれるなと思った。(リオ五輪に向けて)チャンスはある」と手応えをつかんだ。

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