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TPP大筋合意で著作権「非親告罪化」 同人誌やコミケの取り締まりは厳格化するのか?に弁理士が答える

 「無名・変名の著作物という誰が書いたか分からないものは、公表後50年。誰か分からなくても、死んでから50年が経過しているのが明らかであればその時まで。通常の団体名義、映画以外の著作物については公表後50年。公表されていなければ、創作後50年となっている。一方、映画の著作物は公表後70年となっている。こちらも創作後70年以内に公表されていなければ創作後70年と現行で決まっていた」

 「これに関して、特にアメリカを中心にもう少し延長できないかという話があった。内閣官房によると、95年をアメリカは主張していたという話もある。今回の合意では、自然人の生存期間に基づく場合、つまり実名の著作物については死から少なくとも70年。自然人の生存期間に基づき計算されない場合は、公表から70年。映画の著作物なども含めて全て公表後70年に統一された。日本の映画の70年というのはTPP合意前からすでにできていたので、あまり変わっていない。相互主義つまり、全ての国が同じような著作権の保護期間を持つという観点から70年で合意することにしたと内閣官房は説明していました」

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