■日本の伝統食発信
文部科学省は食品の栄養成分を網羅した「日本食品標準成分表」の改訂案をまとめた。食生活や社会の変化に対応するため外来食品など約300品目を追加し、バランスの良い献立作りを促す。大幅な改訂は15年ぶりで、27日に開催する有識者会合で正式決定し、12月25日に公表する。
成分表は食品100グラム当たりのカロリーやタンパク質、脂質、炭水化物など約40項目の基礎データを掲載したもの。学校・病院の給食や外食産業、家庭向けの料理本などで栄養計算に役立てられている。食の多様化が進む中、多くの人が栄養成分を正確に把握し食生活を改善できるよう、改訂版で現行の1878品目を2191品目に拡充する。