自民党岸田派(宏池会)が26日開いた会合で、党推薦候補が大阪維新の会公認候補に完敗した府知事・市長の大阪ダブル選をめぐり、関西選出議員から来年夏の参院選や次期衆院選への危機感を訴える声が相次いだ。
前大阪府連会長の竹本直一元財務副大臣(大阪15区)は「半年余りの後に参院選、場合によっては衆参同日選をやられたら、今15人いる大阪の衆院議員は全滅する可能性が極めて高い」と語気を強めた。
左藤章前防衛副大臣(同2区)は「維新に期待するというより『何か変えたいが、自民党では変わらないのではないか』というのが(府民の)根底にあるのではないか」と指摘。「これは大阪だけではなくなるのではないかと懸念している。参院選でしっかり対応しないと、えらいことになる」と危機感を示した。