究極の原発話

河野太郎行革担当相は「脱原発」思想の封印を解いたのか? 行政レビューでじわじわ「地金」が…

じわじわ本領を発揮する河野太郎行政改革担当相
じわじわ本領を発揮する河野太郎行政改革担当相

 入閣以来、持論の脱原発カラーを潜めていた河野太郎行政改革担当相が、国の事業の無駄を点検する「行政事業レビュー」で初めて原子力問題に斬り込むなど、じわじわと本領を発揮し始めている。第3次安倍改造内閣の発足から1カ月半が経過。河野氏は原発に対し、どのような考えや見解を持っているのか、その著書から河野氏の原発思想を検証してみた。(原子力取材班)

行政レビューで容赦ない“河野節”

 「当事者意識がなさ過ぎる。右から左にお金を流しているだけだ」

 11月11~13日にかけて行われた政府の行政事業レビュー。検証初日、日本原子力研究開発機構の使用済み燃料運搬船「開栄丸」の管理委託費が取り上げられると、容赦ない河野節が飛び出した。

 開栄丸は、平成18年に完成したものの、使用されたのはわずか4回だけで、最近6年間は全く使われていない。にもかかわらず、税金がつぎ込まれている原子力機構が、年12億円の委託費を払い続けている。

 情報公開を求める河野氏に対し、原子力機構側は事業者の秘密保持を理由に「契約の詳細は開示できない」と釈明したが、「国民に対して説明ができないようなものに、お金は使えない」とバッサリと切り捨てた。

 3日間のレビューでは、開栄丸を含め、原子力・エネルギー関連で19事業がやり玉に上がった。