旬のお笑い

白目むいて「ピスタチオですっ!」…女子高生も子供もあまりのキモさにノックアウト! 半ばやけくそのギャグが…

「気持ち悪いな…そのままでいいよ」

 そして迎えた24年8月のライブ。コンビ仲は最悪の状況に陥り、解散を決定。互いにネタも作らずに会場入りした。楽屋で小澤がネタを作ったが、気に入らなかった伊地知が30分ぐらいでネタを書いた。そのときに気付いたのが小澤の髪形。ニット帽をかぶって会場入りした小澤の頭に変な分け目がついていた。「お前、気持ち悪いな。そのままいけよ」と、しゃべり方もあえて気持ち悪くしてネタ合わせすると、面白かったという。小澤は伊地知の髪形にも分け目を付けさせ、舞台に登場。それが会場でウケた。キモい話し方で漫才をしていて2人とも、時折、白目になったが、当初はそれほど意識してやっていなかったという。

 エンディングで出演者が舞台に勢ぞろいした際も、他の出演者が話しているのに観客の視線が自分たちの方を向き、ザワザワしていた。他の出演者の話にうなずくだけでクスクスと笑いが起きていたという。

 司会者も「なんで白目むくの?」とイジってきた。小澤が「むいておりませんっ!」と白目をむいて返すと、さらに会場がわいた。

 「いいな」。手応えを感じた2人は終了後、「次のライブもこれで行こう!」。解散の話はどこかに吹き飛んでいた。

 その後、月に2、3本とはいえ、営業も入るようになり、ライブ会場でも「ちょっと変な面白い奴がいるぞ」と話題になってきた。それでも「(一般には)すっごいお笑いマニアが知っているぐらいだった」といい、すぐに仕事がなくなってしまう恐怖感もあった。

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