露戦闘機撃墜

NATO事務総長「露軍機が領空侵犯」 トルコ支持を表明

 【ベルリン=宮下日出男】ロシアの戦闘爆撃機スホイ24がトルコ軍の戦闘機F16に撃墜された事態で、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は24日、緊急の大使級理事会開催後の記者会見で、露機がトルコ領空を侵犯したとするトルコ側の見解を支持する考えを示した上、「われわれはトルコと連帯する」と述べた。

 事務総長は「外交と緊張緩和が状況の解決には重要だ」とも述べ、事態を悪化させないため、トルコとロシアに互いに連絡を取り合うよう促した。同時にこうした事態の再発を防ぐための取り決めが必要だとの認識も示した。理事会はトルコの要請を受けて開催され、トルコ側から撃墜状況について説明を受けた。

 AP通信によると、トルコ政府は今回の事態について国連事務総長に書簡を送り、「国籍不明機」2機が国境から2キロのトルコ領空を17秒間侵犯したと指摘。うち1機に領空内でミサイルを発射したと説明した。

 トルコのエルドアン大統領は24日の演説で、「警告のうえ、交戦規定に沿って撃墜した」と述べ、正当性を強調した。