「預かる」だけじゃない 学童保育を英語、ダンス「学ぶ場」に…民間参入相次ぐ

 学習塾やスポーツクラブのほか、鉄道会社や食品会社など最近は業態を超え、さまざまな企業の参入が相次いでいる。

 教育関連事業を展開する学研グループは八王子市などで「学研キャンパス」を展開。算数や国語の指導を通して学習習慣の定着を目指す。「遠鉄スポーツクラブ・エスポ」(浜松市)はスイミングやヒップホップダンスなどのレッスンが売りだ。

 ◆高まるニーズ

 民間参入が相次ぐのは、学童保育のニーズが伸びているためだ。全国学童保育連絡協議会によると、今年5月時点の学童保育の児童数(小学1~6年生)は前年比8万3894増の101万7429人となり、初めて100万人を超えた。

 これまで学童保育の対象は小学1~3年生で、4年生以降の預け先が見つからない「小4の壁」が問題化していた。政府は今年4月から対象を6年生まで広げたが、5月時点でも1万5533人(同協議会調べ)の待機児童が出ている。

 預け先が見つからない親は勤務時間の変更や退職を余儀なくされるため、女性の活躍を阻害しかねない。政府は平成31年度末までに、学童保育の定員を新たに30万人分増やす方針だ。

 民間の学童保育では質の高いサービスの提供を受けられる分、値段も高額となる。キッズデュオの場合、週5日の利用で月約7万円。公設は月1万円以内に収まる場合が多い。

 ◆ボランティア活用

 公設でも民間非営利団体(NPO)や企業との連携により、学童保育の内容を工夫する動きが出ている。

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