パリ同時テロ 修学旅行の作新、全員の無事確認

 「まずは生徒の安全を最優先に」-。140人以上が犠牲となったパリの同時多発テロ。修学旅行で到着したばかりだった作新学院高(宇都宮市一の沢)の生徒に被害はなく、全員の無事が確認されたが、同校は14日朝から終日対応に追われた。現地と連絡を取って情報収集に努め、まずは生徒らが無事に帰国できるよう万全を尽くすという。

 修学旅行でパリに行ったのは、同校の情報科学部美術デザイン科2年生36人と教職員3人。看護師と旅行会社の添乗員が付き添っていた。同校では現在、修学旅行で海外に行くのは同科だけで、本物の美術作品を見る貴重な機会という。

 14日朝、出勤中、ラジオで事件を知った同学部の金田利夫部長は現地と連絡を取り、生徒ら全員の無事を確認。その後、保護者に電話をかけたり、今後の日程を協議するなど対応に追われた。まず、14日は予定を全てキャンセルし、ホテルに待機。その後の日程については同日夕、船田元学院長らが対応を協議し、15日に保護者に説明する。

 生徒らは14~17日、パリ市内の美術館4館とエッフェル塔などの建築物を見学し、18日に帰国する予定だった。金田部長は「事前学習をしっかりやり、生徒たちは楽しみにしていた。本物を見る貴重な機会を奪われ、残念だが、まずは全員が無事に帰国できるよう、空港での安全や空港へのルートも考慮しなければならない」と話した。